ナカティーさんはパワハラが得意だから教えてほしいです。
40代で出世コースから外れた一兵卒です。4月に異動になって部署もロールも大きく変わりました。その新しい部署の上司の習慣がつらすぎてGW明け会社に行ける気がしません。
習慣とは朝のご指導です。
・毎日「ご指導」として朝から1時間以上詰められる
・ご指導は仕事の実績(異動直ぐなのでキャッチアップしているさなかから)だけではなく人格(この部署で働く際の心構え)に及ぶことも
・ご指導に答えはないのでああ言えばこう言う形式でずっと詰められる
・最後「あなたは私の貴重な時間を無駄にした」とダメ押しで詰めて終了
私としては会社のエースではないですが中の中くらいで仕事をしてきて特に会社に迷惑をかけているつもりもないです。なのに否定され続けて辛いです。
メンタル壊す前に会社辞めるべきなのか迷ってます。部署はその上司と私の2人チームです。
×パワハラが得意
〇パワハラ被害の経験をしたことがある
出世コースから外れた移動先のチームが「パワハラ上司と自分だけ」とのこと、きっとその上司も出世コースから外れているんですよね。もうサラリーマン人生の幸先が短くなくて地位も給料もうだつが上がらないので、最大限権力を行使できる範囲で好き勝手やって部下をいじめて日々の娯楽にしているのでしょう。
そんな鬱屈した場は一刻も早く逃げるか破壊するかしましょう。メンタルを壊すのは逃げ場がないと思い込んでしまうからであり、実は自分は自由なのだと気づければ病むことはありません。世の中には「パワハラ上司」と同様に「問題部下」も大量に存在しており、部下の扱いに困り果てて上司の方が心を病んでしまうパターンも多くあります。それでも簡単には辞めさせられない日本の慣習を逆手に取れば、質問者さんはむしろその「問題部下」に近づくことでパワハラ上司に対抗できます。
私は日経新聞の「揺れた天秤」シリーズが好きなのですが、その中でも印象的な事例の一つに「パンダの着ぐるみで出社する部下を辞めさせられない」ケースがありました。
https://www.nikkei.com/telling/DGXZTS00012860S4A111C2000000/
・反省文を求めると「反省することは全くない。建前上の反省文を提出します」と嘯く
・会社に提出する書類に「アホぶちょー」「ボケ」「役立たず」などと記載
・社内の目標設定面談で最低レベルの「D評価を目指す」と公言
・業務の基本作業も「分からなくなった」と言い張る
などなどやりたい放題です。最終的には解雇できたとはいえ、今度は不当解雇だと提訴されて裁判沙汰になっており、この上司も同僚も会社も「ほとほと嫌になった」とトラウマになっていることがわかります。
このケースは上司の立場から見るとホラーですが、部下の立場では「こんなに自由な発想があるんだ」という福音になり得ましょう。どうです?GW明けの初出社日にはパンダの着ぐるみを来て朝の”指導”に臨み、何か言われたら「アホぶちょー」「ボケ」「役立たず」などと罵倒してみては。その上司は質問者さんを自分より弱い相手だと思っているからいじめて楽しんでいるのであって、その相手から思いもよらない方向からの反抗と罵詈雑言を浴びたら怯むこと間違いなしです。
まぁそれは半分冗談にしても半分本気でして、人格否定を含む”指導”というのは上記のようなあり得ない対応を上司がしていることになるのですから、きちんとその証拠は記録しましょう。その上でパンダ反撃ムーブをしても、上司の人格否定発言の記録があれば会社としては解雇のハードルが上がります。上記のパンダ裁判と違って会社側の非が大きくなってしまいますからね。上司が不当に権力を行使するなら、せめて部下も労働者としての正当な権利を最大限に使って反撃すべきなのです。正義感とかそういうのではなく、上司がうだつの上がらない人生の鬱憤晴らしくらいにしか思っていないのと同様に、質問者さんもこういうムーブを楽しめばいいのですよ。上司の問題発言を引用して「私はこうは思わないのですが、顧客にはこんなマインドで接していいのでしょうか?顧客がこんな発言を聞いたらきっとびっくりしますよね?」などと社長を含む会社中にメールをばらまくだけでもインパクトは大きいですしね。
あるいはそこまで楽しむ余裕がなければすっぱり辞めてしまいましょう。辞める時にも上司の発言の記録・録音はいずれにせよ役に立つので、GW明けからは「いかに上司の問題発言を集められるか」を目標にしましょう。上司がろくでもないことを言うたびに「よっしゃ!」と思えるようになるのでそれだけでも前向きになれますよ。