JTC勤務のアラサーです。先日昇進試験があったのですが、不合格でした。社内で中心的な仕事での業績評価は高く、社内で強い立場にある上司の推薦をもらい、筆記試験は完璧な出来でした。上の立場としてやりたいことの作文も上司お墨付きの内容で出しました。それにも関わらず落ちてしまいました。フィードバックは、やりたいことをより具体的に考え、更に現職で成果を出して欲しいとのものでした。正直これ以上どうすればという出来だったので、かなり落ち込んでいます。国内最高レベルの高校・大学をストレートで卒業し、順調でした。昇進が最短な同期より遅れてしまい、幹部職や最もやりがいあるポジションに就くのは容易ではないと理解します。これからどのようにモチベーションを保てば良いでしょうか?会社でやりたいこともあるので、即転職するとまではまだ考えられていません。

中田:‖さん
ネルさんなどにも同じ質問をされていましたが、各社固有の事情があるので何とも申せません。私は「昇進試験」なるものを受けたことがなく、あまり実感が湧かないのですが、昇進後のポジションの適正を試験で測れるとはあまり思わないため、なんとなく「昇進させない理由」として使っているだけではないかという気はします。TOEICと似ていて。ほとんどの組織がピラミッド型ですから、昇進できる人よりできない人の方が多いわけで、会社としては昇進させない理由付けの方に腐心しているのではないかと思われるためです。その試験の出来が良いと逆に困ってしまうので、「もっと成果を出してほしい」という言い方になった可能性はあろうかと思います。
逆に、会社から見ると質問者さんはまだ昇進には及ばずと本当に思われている可能性も排除できません。「国内最高レベルの高校・大学をストレートで卒業して順調」「幹部職や最もやりがいのあるポジション」という表現からは、仕事の内容よりもご自身の地位・ポジションに強い関心を持って働いていらっしゃることが窺えます。もちろん地位・ポジションへのこだわりは悪いわけではありませんが、それが文章ににじみ出る程度に同僚やお客様にも伝わってしまっていとすれば、会社はその人に重責を担わせるのは控えたりするかもしれません。会社と社員と顧客は往々にして利害が対立するため、そんな場面で自らの昇進を第一の行動原理にして行動されると会社も顧客も迷惑だったりするからです。
そういう本音は会社からなかなか聞き出せないものですが、同期で昇進した人との差はどこにあるのか、具体的にどこまでの成果を出せば昇進に値するのかを、今回の試験結果を下した人にしつこく聞いてみるのは一法です。そういったハードルを乗り越えてもなお昇進させてもらえないのであれば、会社は別の本音によって質問者さんのことは昇進させたくないのでしょう。そうなれば別の職場を検討することもアリだと思います。アラサーはまだまだお若いですから何とでもなりますよ。